普段何気なく使っているビニールですが、しかし、そのビニールには、それなりに長く、紆余曲折ある歴史があるのです。では、それはどのようなものでしょうか。
まず、ビニールの材料となるポリ塩化ビニルが発明されたのは、1835年であるとされています。フランスのルノーによって作られましたが、しかし、工業化に至ることはありませんでした。
その一方で、1870年、アメリカのジョン・ハイアットは、セルロイドというプラスチックを発見し、これを実用化まで持っていきました。ここから、プラスチックの実用化が始まったと言っても過言ではありません。
そこからプラスチックの開発は進み、1926年、ドイツのシュタウティンガーが、ポリ塩化ビニルの開発に成功し、工業化まで至りました。ここから約20年かけて、ビニールは一般市民の手に渡り始めた、と言われています。
ぜひビニールについて知り、楽しみましょう。