日本の大学発ベンチャーと食品包装

キトサンとGFSEの配合で作られた食品用フィルムは、石油系ラップフィルムと比較して、この材料に包装されたパンのカビの繁殖を抑制して、日持ちを2倍にする効果が認められたそうです。

今はまだ開発段階であり、大学の研究室では評価が続けられています。このフィルムが食品メーカーで採用された実績はありません。

日本の事例として、独自のナノコーティングに関するコア技術を得意としている慶應義塾大学のベンチャー企業は、フィルムに超撥水機能をもたせた無機系コーティング剤を開発しました。粒子径がナノサイズの無機物をグリコールやトルエンなどの溶剤に分散されたものです。

グラビア印刷方式での塗工によってフィルム表面に蓮の葉状の撥水構造を形成することができます。また、フィルムの他にも布や金属への適用が可能で、汚れ防止になります。