変質を防止する包装

日本で商品化され世界へ広まっていった包装関連技術はいろいろありますが、その一つが脱酸素剤をいれた包材で包装するという技術です。食品の大敵は、酸素などの環境でその変色や風味が損なわれ、最悪腐敗に至ってしまう事。そのため、食品メーカーはじめ関連企業等がいかにこのような変質、特に酸素によるカビや細菌など微生物の増殖を食い止めるか、と言われています。そこでいやがうえにもその任を包装に求められていったのでしょう。このような変質を防止する方法として、食品加工技術で細菌自体を極力無くして包装する、というものと大敵となる酸素を包装の中では抑制して細菌の増殖を抑えていくという2方法が考えられます。「脱酸素剤」を包装内に入れて変質等を防ぐのは、後者のほうに入ります。同様の化学的なやり方で酸素による影響を食い止めるのに「酸化防止剤」を食品に添加する方法も行われていますが、昨今の健康志向による各種添加物の使用をおさえるという時代の趨勢で、食品自体に手を加えずに済む脱酸素剤を包装袋内にいれて処理するやり方が有効と考えられるようになっていきました。