ドライラミネーション

水性接着剤(酢酸ビニル樹脂エマルション等)を使用するウエットラミネーションに対し、有機溶剤に溶解した接着剤を使用したラミネート方法をドライラミネーションと呼ばれています。ドライラミネーターによって行われる方法では、有機溶剤に溶解した接着剤を基材フィルムに塗布後、乾燥オーブンにて溶剤を飛ばしたのち、他の基材フィルムと加熱圧着するといったプロセスにて行われます。接着剤の塗布は、ロール表面に凹部(セル)があるコーティングロールを使用する、グラビヤコート方式が一般的です。接着剤としては、一般的にOH基をもつた主剤とNCOをもった硬化剤とを混合して用いる2液反応型のイソシアネート系(ポリウレタン系)接着剤が使われています。食品包装分野では、耐熱水性に優れたドライラミネーションの特質を活かしレトルト食品用パウチやボイル構成が主要な用途となっています。多層パウチは、層間のラミネート強度とも関連しますが、ドライラミネーションは高い接着強度が得られるため、高いヒートシール強度が要求される漬物や液体スープといった水物の用途にも使用されています。またスナック食品用などには、押出ラミネーシヨンが広く用いられていますが、PPは押出特性があまり良好でないため、ヒートシール層にPPを使用している場合にはドライラミネーションが使われます。

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