ガス置換包装について

真空包装に使うプラスチックの袋類というのは、包装を行うときにピンホールが発生しやすいそうです。そのため厚めの柔らかいガスバリア性フィルムが採用されているそうです。

フィルムの選定には、酸素による品質の度合い、要求品質、価格などで決まっていくそうです。

その中でもナイロンやPETを基材として、ポリエチレンとの積層フィルムが多く使用されているそうです。

ガス置換包装というのは、食品を袋に詰めて、袋内の酸素を抜いて、窒素や炭酸ガスなどの不活性ガスを置換する包装形態のことだそうです。

具体的にいうとノズルを入れてガス置換するノズル方式があるそうです。他にも真空チャンバーの中で脱気した後にガスを置換するチャンバー式、不活性ガスを吹き付けながら酸素を追い出してガスを置換するガスフラッシュ方式があるそうです。

窒素ガス、炭酸ガスがガス充填不活性ガスとして多く使われているそうです。

窒素ガスというのは、空気中に78%を占める無味・無臭・無色・無害・無毒の不活性ガスのことだそうです。

空気中の酸素除去を目的として削り節、のり、緑茶、コーヒー、菓子、食用油、油揚げ、粉乳などの酸化防止などに使われているそうです。風味の保持にも役立つそうです。ただ、静菌作用がないそうです。

炭酸ガスというのは、水と油に溶解するのだそうです。

水溶液中では、炭酸として微酸性となって酢酸臭があるそうです。制菌・防虫作用があるそうです。好気性細菌やカビ、害虫の発生を抑制するのだそうです。

袋内の炭素ガス濃度30%で静菌効果、50%以上ではほとんどのガビが防止できるそうです。 炭酸ガス置換食品には、ハム・ソーセージ、和・洋生菓子、パン粉、チーズなどがあるそうです。